【気まぐれ短編】真夏の夜のサンタ。
「ほんとごめん…もうお前といるの無理だから…」


私は状況を理解出来ずに目の前にある海を見つめた。


言いたい事は沢山あるのに言葉が見つからない…。


「じゃあ、俺行くわ…バイバイ…」


『…バイバイ…』



心の中でそう呟き、海を見つめ続けていた。


波の音を聞いていると車のエンジン音が聞こえる。


はっと振り返ると、乗って来た車が私を置いて行ってしまった…。
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