=凪=
「そっかぁ、完全に菜津子とは何もないな……」
歩きながら、そう独り言を呟き、すっかり雨の上がった街を眺めた。
そして、携帯を開き、帰るコールをひとつ。
「あっ、もしもし?俺」
「まだいるんだろ?これから帰るから、身体磨いて待っとけ。今夜は寝かせないからな」
陸の頭上には、丸いお月様が輝いていた。
そして、蓮との懐かしい思い出に浸っていた菜津子はというと……
陸からの電話で、急いでバスルームに向かったのは、言うまでもなかった。
歩きながら、そう独り言を呟き、すっかり雨の上がった街を眺めた。
そして、携帯を開き、帰るコールをひとつ。
「あっ、もしもし?俺」
「まだいるんだろ?これから帰るから、身体磨いて待っとけ。今夜は寝かせないからな」
陸の頭上には、丸いお月様が輝いていた。
そして、蓮との懐かしい思い出に浸っていた菜津子はというと……
陸からの電話で、急いでバスルームに向かったのは、言うまでもなかった。