永久色-TOWAIRO-









「彩……俺と一緒に暮らそう。」




別れ際、健がアタシを真っ直ぐみて言った。



ちょうど、お姉ちゃんも彼氏の家で同棲していて帰ってもアタシ1人だった。




「いいの?」






「うん。あんまり部屋とかでかくないけど、それでも今は彩は誰か傍にいたほうがいいと思う。

まだその………精神的に不安定っていうか……。」






言葉のひとつひとつに健の優しさが伝わってきて涙がでそうになる。







自分では気がつかなかったけど本当は誰かに助けを求めていたのかもしれない。




自分のことなのにね………





「ありがとう健。いつ行けばいい?」





「じゃあ、一週間後。」



そういって健は嬉しそうな顔をアタシにむけた

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