永久色-TOWAIRO-







「智也!!メリークリスマスっ」



足の骨折も治ってほかにも異常はないとお医者さんに言われ智也に久々の外出許がでた。




「メリクリー♪
彩とデートできるとか超幸せっ!!」



そういってマフラーを巻いた智也がギュッとアタシをだきよせた。





「でも、気を付けなきゃだめだよ?いつ体に異常がでるかわからないんだから!!」


「大丈夫大丈夫。
俺、むかしっから体強いから。」





ちなみにここは駅前。

初めて智也とデートをしたスタート地点。








「それじゃ、いこっか。アヤ」




うん。そういおうとした。その時だった。




「そうはさせるか!!」

「ぬけがけなんてずるーい!!」

「彩ちゃんっ、智也!!メリクリー!!」














え…………。






「真紀……翼……それに秋人!!」



「アヤ、この女の子っち誰?
てか、また邪魔しにきたのか?秋人!!」









秋人を見つけると一気に智也の表情が険しくなった。


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