スロースピードで恋愛を
「本当は沙織がこっちに来るって珠々からメールが来たんだ。もう、暗くなってきてるんだから無茶はするな!…それと、俺が悪かった…ごめん」



そう言うと私を優しく抱き締めた



私は躊躇わず竜ちゃんの背に手を回した



「私も…ごめんなさい。…大嫌いって言ってごめんなさい。大好き」



「俺も沙織が好きだよ。…ちゃんと話すから聞いてくれる?」



私はコクンと頷いた



私達は抱き締めていた手を緩ませると、竜ちゃんは私の肩を自分の方へと引き寄せた



私は竜ちゃんの肩に寄り掛かり目を少し伏せて話しだすのを待った





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