スロースピードで恋愛を
お姉ちゃんは私が座るのを確認すると話し始めた



「それで、どうしたの?」



「んっとね。……竜ちゃんがキスしてくれないの。なんでかな…」



私はすがるように言った



「ん〜。私には男心は分からないけど、竜は沙織を大事にしてるよ。それだけはわかるよ」



お姉ちゃんは私に優しく微笑んで言った



「大事?」



私は顔を傾けながら言った



「そうよ。今までの事を思い出してみて」



私は目を瞑ってお姉ちゃんに言われた通りに過去を巡った





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