【短編】タコさんウインナー★スーパーウルトラデラックスふぉーえばー
「タコさん。私達はあなたを滅殺します」
そう言って茜子は一冊のノートを構えた。
ノート?茜子のにしては背表紙に見覚えがありすぎる。
背表紙には題名だろうか『この果てしない青空へ エターナルブルー』と書かれて――
「それ私のポエムぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!」
何で!?
どっから取り出しやがった!?
「ふふ。タコさん。あなたほど学のあるお方なら素人のポエムの破壊力、ご存知でしょう?」
タコさんは答えず、けれど顔の一滴の汗が全てを語る。