【短編】タコさんウインナー★スーパーウルトラデラックスふぉーえばー
なんとか茜子からポエムを取り戻した。
うぅ。ポエム…。私のポエム…。
「ぐぬぅ。まだこの世界に闇の魔法を使う者がいるとは……」
私のポエムを闇の魔法扱い!?
「これに懲りたら早く消えなさい!!」
ビシィと茜子はタコさんを指差した。
まぁ、方法はともかくとしてこれはもしかしたらタコさんをやっつけられるかもしれない。
淡い期待が私の中で息づく。
しかし
「残念だったな!!」
そ、そんな…。
死にかけだったはずなのにタコさんは「はぁぁ」と息を吐き出し力を集める。
タコさんの背後には闇のエネルギーという奴か、ブラックホールのようなエネルギー体が見える。
「ククク。我が輩も闇の魔法の使い手なのだ。闇よ、集まれ!!」
あぁ!!私のポエムが吸い寄せられる!!
どうやら私のポエムは闇らしい。
かなり凹む…。