【短編】タコさんウインナー★スーパーウルトラデラックスふぉーえばー
タコさん2
「はじめまして。我が輩はタコさんウインナーである」
「……」
ベッドから上体を起こした寝起きの私の目の前。
ふわふわと浮く謎の物体。
「いや、はじめましてではないな。我が輩、昨日のお弁当のおかずである」
ふわふわ浮くソイツは確かにタコさんウインナー。
いやいや。意味が分からない。
何なのこれ?
はっ。まだ夢なのね!?
寝起きだと思ってたけどまだ夢なのね!?
「愚かな……。人の子よ。我が輩の存在が信じられぬか」
……ダメだ。ほっぺつねってみたけど超痛い。