【短編】タコさんウインナー★スーパーウルトラデラックスふぉーえばー
タコさん2



「はじめまして。我が輩はタコさんウインナーである」


「……」


ベッドから上体を起こした寝起きの私の目の前。


ふわふわと浮く謎の物体。


「いや、はじめましてではないな。我が輩、昨日のお弁当のおかずである」


ふわふわ浮くソイツは確かにタコさんウインナー。


いやいや。意味が分からない。


何なのこれ?


はっ。まだ夢なのね!?


寝起きだと思ってたけどまだ夢なのね!?


「愚かな……。人の子よ。我が輩の存在が信じられぬか」


……ダメだ。ほっぺつねってみたけど超痛い。


< 2 / 26 >

この作品をシェア

pagetop