【短編】タコさんウインナー★スーパーウルトラデラックスふぉーえばー
「こんなチンケな事で大戦を引き起こすのはあまりにも愚かね」
「我が輩も同意見」
二人の視線がまた私に集まる。
「さぁ、ヒロ。あなたが謝れば終わる事よ?」
「……うん」
でも、なんとなく強要されてるみたいでちょっと嫌だなぁ。
「さぁヒロ。早く」
「……」
大体、あのタコさんウインナーだって落としたくて落とした訳じゃない。
あれは口に入れようとした時にぶたれて落としたんだ。
わざとじゃない。
それなのに謝れってのは……。
「ごめん、茜子。やっぱり私――」
「謝らないならヒロのポエム、朗読するわ」
ポエムが人質にとられた。