あの頃のように…
アナタ

何を想って居たの

アタシ

ただ 好きだった。


まずはメールのやりとりで

内緒で使ってた携帯忍ばせて

部屋にこもってメールして

何も知らないアナタのこと

想う日々が

楽しかった。


逢う約束は

春のお台場で


大事に残したお年玉握り締めて

電車に揺られ

辿り着いた東京の地


人混みに紛れ辿り着いたその場所に

アナタ見付けて嬉しくて

ただ楽しくて

そっとつないだ手の温もりは

未だ忘れない。

暖かくて

優しかった。


大人だった。
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