ガラスの靴
「ちょ…あんた正気?
引き合いに出したのは、悪かったけど……だからって、ヤケにならなくたって……」



と焦る楓。


だからなんで、焦るのさぁ〜。



「俺は空いてるけどさ……デートって2人で?」



「いやっそんなんじゃなくて。
久々に高校の頃のメンバーが集まったんだし、映画見にいかないかなって。」



はぁ〜



とテーブルにいた、ほとんどのメンバーがため息をつく。



どうやら全員が私が真にデートの申し込みをしたと勘違いしたみたいだ。



まぁこの流れなら勘違いしても仕方ないのかな…。



それに、真と2人でデートなんて行けるはずないのに……。
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