ガラスの靴
「ふぅ~ん」



明らかに、私に興味ないですっていう顔をする正耶。


興味ないなら聞かなきゃいいのに……。



「じゃあ 私は これで」



私は面倒なことになるのが嫌だったので、適当な雑誌を手にとって、レジに向かい足早にコンビニを去ろうとした。



「おい 待てよ」



と正耶に、手首を捕まれるまでは……。



「…何?」



明らかに、私は不機嫌そうに答える。


手首離してよ……私に触らないでよ……。


お願いだから…。
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