ガラスの靴
「無理に会話しようとしなくて、いいぜ。
俺らの相性が最悪っていうの気づいてるだろ?」


おいおいおいおい、そんなこと言ったら、今まで頑張ってた私が馬鹿みたいじゃん。



この人は私と正反対だ。


私は、いろんな人とうまく関係を築こうとするけど、この人は、そんな面倒な事はしない。


自分の気に入った人とじゃないと、付き合わないそんなタイプの人間だ。


私たちはお互いが相容れない存在だ。



「気づいてたんだ」


「まぁな……」



…ん?じゃあ 何故…
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