ガラスの靴
が…



「ごめん 私 ダウン」



ジェットコースターに、乗りすぎて気持ち悪くなってしまった



うぅっ……。

さすがに、ジェットコースター5回連続はきつかった。




「大丈夫 枝利奈?」



楓が心配して、私の顔を覗きこむ。



「思いの他 早くダウンしたなぁ~」



だから…彰は、一言 多いって。



「うん 大丈夫。
私のこと気にしなくていいから、皆で乗ってきなよ」



私は すぐにダウンしちゃったけど、私を除く3人は明らかにまだ 乗り足りなさそうだったから、そう口にした。




私のせいで、乗れなくなって、後で後悔して欲しくなかったから…。
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