ブラッディ アリス



「…俺、リム。…お前は?」

「…僕は…ロビン…」


施設に向かうバスの中、賑やかな音楽と共に、二人は自己紹介を交わした。


「これから行くとこは楽園だってさ!…これから家族として、よろしくな!ロビン」

「うん!よろしく!…リム!」


村では友達のいなかったロビンにとって、リムとの出会いは…この先の不安を一気にかき消した。



これからの人生は、絶対に素晴らしいはず…。


そう思わせるほどの…賑やかな音楽と…共に…。





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