ブラッディ アリス
アリスは壁にうっすらと浮かんだ隠し扉のようなものに気づき、一か八か取っ手を引いてみた。
…ガチャンッ…!
「開いた…!」
「入ってっ!」
バタンッ!
カチャッ…!
アリスとカイルは急いで中に入り、鍵を閉める。
「………」
そこは真っ暗で、何も見えない…。
「……な……ん…だったんだ…?」
カイルは壁に寄りかかり、乱れた息を整える。
「…わ…わからない……。…けど…わかったわ…。この施設の真相…」
アリスはその場に座り込み、ゆっくりと深呼吸をした。