ブラッディ アリス



そして、今から三週間ほど前に…カナリィの元へ届いた手紙…。

オウルはカナリィから預かった手紙をポケットから取り出し、タウティ、ザリチェ、クレスタに読ませた。


「…そのメッセージを…カナリィに見せてもらった時……、カナリィが泣き叫びながら…全てを告白してくれました…。そして、ロビンの日記を見せてもらった…」




…どうしよう…。

僕のせい…。

どんなに勉強しても…わからない…人間の悲しみ…。


だったら少しでも…苦しまないように…。


…カナリィ…。

母親が違っても…僕のお姉ちゃん。


ごめんなさい。

ごめんなさい…。





「…カナリィとクロウがロビンを助けに行くと言ったので、僕とファルは止めました…。一度…警察に届けた方がいい…とね」





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