ブラッディ アリス
…ビリビリッ…ビリッ……!
容赦なくカナリィの服を破いていくラミア…。
その場にいた全員が唖然とする。
「…ほら……こんな簡単に破けてしまう服…。…なんて惨めなの…」
「いやぁぁあぁっ」
下着姿になったカナリィは、縛られた手足を必死に動かし泣き叫ぶ。
「…ジャックに聞いたわ……あなたと…あなた……恋人同士なんですって?」
ラミアはカナリィとクロウを交互に見た後、パンパンッと手を鳴らした。
その音を合図に、部屋の隅に待機していたスーツ姿の男三人がラミアの元へと集まる。
「…私は、アンジェラと大事な話があるの…。…この三人を隣のベッドルームへ連れて行って……あとは…わかるわね?」
ラミアの目線の先には、ガラス張りの壁。
その向こうに大きなベッドが一つ用意されている部屋がある。
「…いやっ……離してっ!やめてっ!」
屈強な男がカナリィを持ち上げ、あとの男二人もクロウとファルコンの腹を殴り、隣の部屋へと連れて行った。