ブラッディ アリス
クスクスと嬉しそうな笑い声が室内に響いた。
「……そうか。…まぁいい…。…とりあえず、俺はこの少年に扮していればいいんだな?」
「…そうです…カイム…。…ここでのゲームが終わるまで、『ロビン』として過ごしてください。…そして……彼の望みを叶えてあげてください…」
ベッドの上の少年は、虚ろな瞳で自分の体の傷を見つめる。
「……この俺に簡単に体を渡してしまうほど……心を壊されていたんだな…」
…ゆっくりおやすみ…
俺がお前の全てを終わらせてやる
その代わり
この体は俺がもらう
…仲良くしてくれよ…
『ロビン・ルイード・フィオフィリア』