ブラッディ アリス




……バンッ!……




勢いよく開いた大広間の扉。



現れたのは…ジャック、そして…ロビンだった。




「ロビン!もう目が覚めたの?!」


驚いたアリスは、思わずロビンに駆け寄る。


「…大丈夫…?」

「……はい…。…さっきは…すみませんでした…」

怯えた様子でアリスを見るロビン…。

「………ロビンは何も悪くないわ…」

アリスは少しホッとしたように、笑みを見せた。



「…ジャック!どうにかして!…この子…言うことを聞かないのよ!」


気が狂ったように言い放ったラミアは、ジャックの両腕を掴む。






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