ブラッディ アリス



「………リム……レス……」



絶対にバレないとは…正直思っていなかった…。


だから早くロビンを見つけて、この施設を出ようと思ってた…。



でも、そう思う一方で…自分を試してみたかった。


もしも本当に、この施設で『殺戮』があるのなら、正体を隠し通し、真相を探る…。





そんなこと、自分なら出来るはずだと思っていた。






…ドクン…ドクン…


…ドクン…ドクン…






「……全部……知って…?」



「ええ。私はね。…アリス嬢とは何度もお会いしてますし、カイル王子のことも知っています。……そして…ロビンのことも……」



「………どういうことなの…?……ジャック……」




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