恋した悪魔は照れ屋さん
「6時に寝る体質なのか?」

スースーと気持ちよさそうに眠る彼女はかわいかった。

それを見てると自然と顔が綻んだ。

「ルウェ。行こうか。俺たちの城に。」

「はい。」

俺は奈々をお姫様抱っこして羽をはばたかさせた。

すごく軽い、華奢な少女。

無垢な笑顔。

ただ・・・ただ愛おしい。

昔、突然と消えた少女。

やっと見つけた。

俺の花嫁。

俺の愛おしい人。

君をどんな者からも守るよ。

今度こそ・・・必ず。

俺たちは空に浮かぶ黒い空間に入った。

向かうは黒魔国城。

俺たちの家。

奈々・・・これからはずっと一緒だ♪
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