恋した悪魔は照れ屋さん
ルウェSIDE

ああ!くそ!

フェイのやつ!!奈々は俺のだぞ!

部屋を出たルウェは苛立っていた。

うん。これは嫉妬だ。

裸を見るなって言ったが・・・いあ!あいつはそんな事しねえ!

いや待て!!

もしかしたら・・・

不安になって奈々の部屋まで戻った。

扉を開けようか悩んでいると中から声が聞こえた。

「ふぁ・・・フェイさ・・だめですぅ!」

「奈々様・・・もっときつく・・・」

「ひゃぅっ・・・そこはダメですぅ!奈々もうだめ・・・」

「まだ、許しませんよ。もっと・・・もっときつく!」

「あっ・・・痛いょぅ・・もう限界ですぅ・・・」

「奈々様・・・最後ですよ」

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な!!なんだとおおおおおおおおおおおおおおお!!!

最後!?

奈々に何したんだあああああああああああああああああああ!!

ドンっ!!

ルウェは扉を蹴り開けた。

そこにいたのは服を着て立っている奈々と服のコルセットの紐を引っ張るフェイだった。

・・・・・

沈黙。

「・・・あれ?」

ルウェは目が点あった。

「ルー君・・・助けて。フェイ君がコルセットの紐引っ張るの~。きつくて息できないよぉ」

潤んだ目で見つめてくる。

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ふいに目をフェイに向けるとニヤリと笑っていた。

このサディストめ~~~!!!

俺の勘違いかよ//////

俺てっきり・・・//////

「ルー君どうしたの?大丈夫?」

そんな慌しい朝だった。


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