愛しすぎて。短編集


「先輩,俺のせいですいません。でも…キャプテン虫の居所悪いんスかね怒鳴るなんてめずらしいっスね。」



「全然大丈夫だよ☆そんな怒らなくたっていいよね(笑)
うわっチラチラ睨んでるし仕事行ってくるね。
尚君また後で♪」



「ういっす☆」


急いで仕事にかかる。


でも何でそんなに怒ってんだか…。



ピー!


笛の音が鳴り響く。


目をやるとキャプテンが膝に怪我をしているようだ。


急いで駆け寄り声をかけた。



「キャプテン大丈夫ですか手当てするので…」


と手をさしのべるが、払われた。



「…キャプテン」



「仕事しないマネージャーの助けなんかいらない。一人でやるから。」


そう言って立ち上がりベンチへと行く。


何で


何をそんなに怒ってんのよ…。


付き合ってた間ケンカもほとんどなかったから,怒鳴られる事なんて一度もなかった。


もしかして…




ほんとに嫌われちゃったのかなぁ…





side恭平に続く☆
< 35 / 58 >

この作品をシェア

pagetop