愛しすぎて。短編集
俺の部活の大会が近くなっていたある日。
部活が終わってから集まりがある事を知り
俺は亜由紗にメールをした。
(ごめん。部活で今日は会えない…。)
メールを送信してから10分程経って
俺の携帯が鳴った。
(おっけい。)
――これだけ…なんだよねぇ。
別にいいんだけどさ
寂しがってはくれないのかなって
ちょっと落ち込んでしまった。
放課後集合がかかったわりにはすぐに終わったから
驚かせてやろうと亜由紗の家へと向かう。
《うわぁびっくりした!!》
って喜んでくれる亜由紗を思い浮かべていたんだ。
そしてまた話をして一緒にいれない時間を埋めようと思って
その為に俺は亜由紗の家へ向かったんだよ