愛しすぎて。短編集

俺の部活の大会が近くなっていたある日。


部活が終わってから集まりがある事を知り


俺は亜由紗にメールをした。



(ごめん。部活で今日は会えない…。)



メールを送信してから10分程経って


俺の携帯が鳴った。



(おっけい。)




――これだけ…なんだよねぇ。


別にいいんだけどさ


寂しがってはくれないのかなって


ちょっと落ち込んでしまった。




放課後集合がかかったわりにはすぐに終わったから


驚かせてやろうと亜由紗の家へと向かう。


《うわぁびっくりした!!》


って喜んでくれる亜由紗を思い浮かべていたんだ。


そしてまた話をして一緒にいれない時間を埋めようと思って


その為に俺は亜由紗の家へ向かったんだよ





< 5 / 58 >

この作品をシェア

pagetop