愛しすぎて。短編集
Side律季
この大会で勝負が着いたら恭平達3年生は引退。
マネージャーなのに終わってしまう事をどこかで願ってる私がいる。
最低だね。
でもあなたの隣りに堂々といたい。
側にいて彼女て聞かれるようなそんな存在になりたいの。
『ずっと律季の事いいなって思ってたんだ。
付き合ってほしい。』
『ごめんね。今好きな人いるんだ。』
共に戦って来た仲間からの告白にそう答える事しかできない。
付き合っていないし当たり前なんだけど…
お互い想いあってんだって言いたいじゃん。
片思いなんかじゃなく。
…でもそれは私の勘違いだったみたいだね。