愛しすぎて。短編集
大会の3戦目私達の高校は1対2で敗戦した。
3年生は皆泣いて
もちろんマネージャーや応援者も皆泣いた。
コーチから挨拶があった後皆で大泣きして抱き合って
皆がひとつになったって感じれた。
私のスポーツが好きな理由の一つ。
今までマネージャーをしてきた甲斐があったなぁて感じれた。
そして写真をとったり話をしたりどっかに行ったりそれぞれに散らばる。
『斉藤ちょっといい』
『うんどした』
3年生に呼ばれついてく時に私は恭平の姿を確認する。
仲間と話してるし大丈夫
そんな事を思いながら人気のないとこへと着いて行った。
『こんなとこまで来てもらってごめんな。
ずっと言おうかどうか悩んでたんだけど、部活に区切りついたし、言う事に決めたんだけど…』
『うんどした』
正直言葉に出さなくても伝わってるけどあえて知らないふり
こういう時って未だにどうしたらいいのかわかんないや。
少し考えた顔をして思い切ったように
『実はずっと好きだったんだ。付き合ってほしい。』
『そっか…友達として大好きだし気持ちはすごく嬉しいんだけど、ごめんね……。』
申し訳ない気持ちを全身に出してそう答えた。
『そか。やっぱそうだよな-』
凹むかななんて考えていた私にとっては意外な反応をするから
『えっどゆことやっぱって…』
と即聞いてしまったじゃん。