心から…私を見て。
「ゴホン!
…えー、先生~?
な~にしてるんですか?
まさかぁ、生徒に…
とか、無いですよね~?」
笑ってバカにした言い方だけど、悪に満ちてる感じ…
ってか、放送だけど。
それもヤバいし、見られてたってこと!?
驚きすぎて、私の手は解放されていた。
その隙に、急いで服を取り、少し逃げる。
「お、おまえ…誰なんだよ!」
「はぁ?
…普通に、生徒だけど。
しかも、先生に襲われてる生徒を助けてるね?」
「お、襲ってなんかない!」
「はぁ?
その状況で、他になんて言うんだよ。
…あ、心配しないで~
この放送、会議室にしか流してないから。
だって他で流して、興味でそこに行かれたら…
先生なんてどうでもいいけど、その生徒が可哀そうだもん。
まぁ、もう?服に着替えてるけど。」