心から…私を見て。
「も~心配したの…大丈夫?」
「大丈夫だから。
…ってか、萌って名字、高木?」
この空気で、萌に名字を聞く私って…
でも、あの人のお陰でホッとして話していられる。
よくわからないけど、私の不安を無くしてくれてたらしい…
「え?そうだけど。
知らなかったとか、玲衣、酷い~」
「ゴメン…」
やっぱり、聞かない方が良かった…?
というより、嬉しそう。
何で?
「でも、いいや。
今知ってくれたのなら、それでいいよ♪
…保健室行こう?」
ここに居たくないと思っていたのを察してくれたのか…
加藤に支えられながら、3人で保健室へ行った。
暫くゆっくりして、家に帰った。