心から…私を見て。
忘れたいあの日から数日後、あいつが退職することになったという噂が広まった。
意外と人気があったらしいから、生徒が聞きに来たらしいけど…
被害者ってことで校長先生から話を聞き、それが事実だと知った。
玲「何も嬉しくない~」
海「何で嬉しくないの?」
色々とあるからだよ!って言う気にもならない。
嬉しいか、嬉しくないかって言ったら嬉しいけど…
なんか、始まりも終わりも微妙…
「章、いなくなるんだって~」
「嘘~!?
イイ先生だったのに?」
よく、そんな声が聞こえてくる。
事情を知らないから、そんなこと言えるんだよ…
被害にあった、私の身になってよ。
好きなんでしょ、あいつのこと。
なんで、私に…!
イイ迷惑だし。