心から…私を見て。

一緒に行くのが嫌だけど…
お父さんとお母さんに会いに行くから。
仕方がなく(泣)



お墓に着いて…
信貴お兄ちゃんが掃除をしまくってる。
しかも、泣きながら。


「ゴメン…ホントに、ゴメン。」


ずぅっと謝ってる。

だから、陰で頼貴お兄ちゃんと見守っている。


「あれじゃあ、信貴に掃除してもらうしかないな(汗)
でも、父さん達…喜んでる気がする。」


「うん…
あんな風に泣いてる姿、初めて見たんじゃない?」


「…俺も、見たこと無かったし。
いつも無口だった。」



ホントに(笑)
私が見てたのは無口…
ではなくて、笑った顔だったけど。

いつも心配してくれてて…
でも、私と結婚なんて言い出すとはね(汗)

あれは多分、冗談…
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