心から…私を見て。

そんなこんなで、いつの間にか時間が経っていたわけ。
…そして仕方なく、信貴お兄ちゃんに送ってもらってる。



「なぁ、玲衣?」


「…」


「お~い!
…もしや、寝てる?」


話しかけてくるけど、全てに無視。
ってか、起きてるし。


「なぁ?」


「…」

仕方なく、伏せていた顔をあげると。



「あ、着いたよ?」


「…ありがと。」



もう学校に来ていたみたい。
やっと着いたか、長かった!

こうして車で来るより、御三家と一緒に行く方が楽しい気がする。
御三家は見てて、面白い!
でも、信貴お兄ちゃんは…ウザい。
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