恋心
きっかけ
「ね~もも。ももは部活しないの?」

翠は1年の時からバスケ部のマネージャーをしていていつも私を誘ってくる
私は部活はめんどくさいから毎回その誘いは断ってた

「入らないよ~めんどくさいし帰り遅くなったり、日曜日つぶされるの嫌いだもん」

私はいつものように断って話題を変えようとした…が

「今日部活付き合って~翠の好きな先輩見てほしいの。1人が嫌なら正実誘っていいから」

今日は引かなかった…
翠は私に手を合わして頼んでる…そんなに見せたい先輩なら…

「正実がオッケーしたら見に行くよ」

賭けにでた
正実は同じ学年の宮原くんが好き
でも宮原くんは正実には興味がなくフラれて気まずいかんじだから…絶対断ってくれるはず!

「正実オッケーだった」

一瞬で隣のクラスまで行って正実にオッケーもらうなんて…正実は翠にあまいな~ってか何でオッケーすんの!宮原くんもバスケ部なのに~正実開き直りかな…

「仕方ないな…今日だけだよ~」

賭けにでたのに敢えなく惨敗…しぶしぶ部活を見に行く約束をしてしまった…

正実のばか…

心の中で正実を恨みつつ現実を受け止めた
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