恋心
振り向くとそこには…

野田くんがいた…

私たちを探し回ったのか汗ダクだった…

野田くんは無言で私の腕を掴んで引っ張った

私は訳が分からずにいたがそこにジュースを持って真くんが戻ってきた

「何してるんですか!」


真くんは怒ったように言い野田くんを睨み付けた

野田くんは真くんを無視して

「行こ!みんな待ってるから」

と言った。真くんは持っていたジュースを地面に投げつけ野田くんに掴みかかろうとした!

私は慌てて二人を止めようと二人の間に入り


「やめてよ!何してんの!」

と怒鳴った。真くんはハッとして

「すみません…」

と謝った。そんな真くんを野田くんは睨み付け

「ふざけんな」

と言い捨てて、私の手を引っ張って歩き出した

私は何がなんだか分からずそのまま歩き出そうとした

でもすぐに足は止まった

「何してんの?」


顔をあげるとそこには真奈美ちゃんの姿があった

私はとっさに野田くんの手を振り払った

何も言わない私たちに真奈美ちゃんは

「何してたの!」

さっきよりも大きな声で言った

私は何て言えばいいのか必死で考えてた

でも何も浮かばなかった…

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