小悪魔彼氏
ツンツン
歩があたしの服の裾を引っ張った。
ちなみにあたしと歩の身長は歩が1センチだけ勝っている。
ぷくーと頬を膨らませながら工藤君を指差す。
まるで玩具を取り上げられた子供だ。
「なんだよコイツ」
「昨日道端で助けた後輩」
「んなことは聞いてねぇ!!なんで俺の女に告白してんだ!って言ってんだ!」
「知らないわよ、そんなこと」
「てめぇがお人好しなことばっかすっからこういう勘違い野郎が出てくんだよ!!」
「はああ?」
「あ…あのー」
「「なに!!?」」
同時に振り返ったあたし達を見て工藤君はビクリと震えた。
「あ…ごめん…。…工藤君の気持ちは嬉しいんだけどあたしには付き合ってる彼氏がいるから」
「俺!諦めませんから!」
「はあ!?」
歩が眉をひそめて工藤君を睨みつける。
「この人が彼氏さんですよね?」
工藤君も負けじと歩を睨み返しながらそう尋ねた。
「…ぅ、うん」
「こんな女みたいな奴になんか負ける気、しませんから」
「…女…みてえだと…?」
やっやばい!!
歩から黒いオーラが発生した気がした。
歩があたしの服の裾を引っ張った。
ちなみにあたしと歩の身長は歩が1センチだけ勝っている。
ぷくーと頬を膨らませながら工藤君を指差す。
まるで玩具を取り上げられた子供だ。
「なんだよコイツ」
「昨日道端で助けた後輩」
「んなことは聞いてねぇ!!なんで俺の女に告白してんだ!って言ってんだ!」
「知らないわよ、そんなこと」
「てめぇがお人好しなことばっかすっからこういう勘違い野郎が出てくんだよ!!」
「はああ?」
「あ…あのー」
「「なに!!?」」
同時に振り返ったあたし達を見て工藤君はビクリと震えた。
「あ…ごめん…。…工藤君の気持ちは嬉しいんだけどあたしには付き合ってる彼氏がいるから」
「俺!諦めませんから!」
「はあ!?」
歩が眉をひそめて工藤君を睨みつける。
「この人が彼氏さんですよね?」
工藤君も負けじと歩を睨み返しながらそう尋ねた。
「…ぅ、うん」
「こんな女みたいな奴になんか負ける気、しませんから」
「…女…みてえだと…?」
やっやばい!!
歩から黒いオーラが発生した気がした。