幸せをあつめて
*ベランダの彼
辛いことがあったら星空を見るようにしている。
瞬く星たちが、傷ついたひびの入った心を癒してくれるような気がする。
今日も泣いてしまった。どうして涙が出てしまったのか、よくわからないままに。
ただ、辛かった。
でも仕事はやめたくなかった。
こんなとき、話を聞いてくれる人がいたらいいのにな。
午後11時。向かいのアパート。いつもの彼は、今日もいるだろうか。
思えば私が彼を知ったのは先月からだ。
名前も年齢も、彼女がいるのかどうかも知らない。話したことすらないけれど。
ただ、彼も毎晩、星を見ているんだ。
毎日この時間になると、空をみているんだ。
私は彼が気になっている。
瞬く星たちが、傷ついたひびの入った心を癒してくれるような気がする。
今日も泣いてしまった。どうして涙が出てしまったのか、よくわからないままに。
ただ、辛かった。
でも仕事はやめたくなかった。
こんなとき、話を聞いてくれる人がいたらいいのにな。
午後11時。向かいのアパート。いつもの彼は、今日もいるだろうか。
思えば私が彼を知ったのは先月からだ。
名前も年齢も、彼女がいるのかどうかも知らない。話したことすらないけれど。
ただ、彼も毎晩、星を見ているんだ。
毎日この時間になると、空をみているんだ。
私は彼が気になっている。