粉雪
「そぉ??ごめんねぇ...」
「ううん!あ、てゆか...今日音楽室にいたよね...?」
あぁ、言ってしまった...。
美羽チャン顔伏せちゃったし..。
「....うん。あたしね,,,大塚君にこくったけど...
振られちゃった!」
笑ってる美羽チャン。
無理,,,してない?
「あ、あたしこそ、変なこと聞いちゃったね...ごめんね...」
「え、ううん!もう吹っ切れたし!!」
そう笑う美羽チャン。
「そ、っか...。大塚君....あたしも好き...
になっちゃったんだよね...」
顔を伏せながら自分の指を机の下で絡め合わせる。
「え!?そぉなの!?」
「う、うん。」
「へぇー!!!」
なんだか嬉しそうな美羽チャン。
なんでそんな嬉しそうなんだろ??
だって今さっき美羽チャンは大塚君の事好きだったんだよね??
不思議だなぁ。
こうして特に何もなく終わった昼休み。
次は体育だから体育着に着替えて体育館シューズを持って教室を出た。
美羽チャンは違う子と一緒。
なんであたしっていつも一人で歩いてんのかなー...
友達つくるの実は苦手なんだよね、、
体育館の下駄箱の前で靴を脱ぐ。