君が君を好きになって。
菜束が何を言いたいか、そ
れは分かった。
だけど、私はどうしてもマ
マの言いなりにはなりたく
ない。特に恋愛のことでは
。
一度私の彼氏に会ってほし
い。
菜束は分かってくれると思
うから。
「…ええと、小玲?」
「会いに、行く」
「うん」
行きます。
今日は無理そうですが、明
日以降は何とか予定は崩せ
そうです。
「俺も、行けそうなら行くよ。一人、とか条件が無ければ」
「!あ、ありがとう…!」
碧は首を振って笑った。
「あ、返信」
8/2、3:30頃。
私の学校の裏口。分かるで
しょ?
待ってるから。