君が君を好きになって。




「約束出来るかなぁ…」


「小玲さん」



「はい」



「一昨日と今日、あの笑顔。覚えてますね?」



「はい」



菜束が耐えきれなくて笑う。





「その笑顔を忘れないで下さい!」






碧が菜束に小指を向ける。


「指切り指切り」


「針何本?」


碧がまた笑う。




「飲ます訳ないじゃん」





菜束は笑顔で頷いた。




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