トラックで輝く君を
ゆかりは、話し終えると
「泣かせてごめん。
けど、蜜菜にはいつまでも笑っていてほしいから。
今までのこと、忘れてほしいとは思わない。それがあって今の蜜菜がいるとも思っているしね?
でも、笑っている蜜菜が一番素敵だと思うし、そっちの方が私は好きよ。」
と言って、手を握ってくれた。
温かいゆかりの手。
中学時代からずっと、ゆかりの手のぬくもりは私の精神安定剤。
「ありがとう、ゆかり。」
ド----------ン!!!
花火の終わりを告げる大きな青い花火が夏の夜空に上がった。
私たちのぐちゃぐちゃした気持ちも綺麗さっぱり洗い流してくれそうな、力強くもどこか儚い青花火。
「やっぱり、今年のは最高ね。」
「…うん。そうだね。」
花火が消えても、しばらく二人で空を見上げていた。
「泣かせてごめん。
けど、蜜菜にはいつまでも笑っていてほしいから。
今までのこと、忘れてほしいとは思わない。それがあって今の蜜菜がいるとも思っているしね?
でも、笑っている蜜菜が一番素敵だと思うし、そっちの方が私は好きよ。」
と言って、手を握ってくれた。
温かいゆかりの手。
中学時代からずっと、ゆかりの手のぬくもりは私の精神安定剤。
「ありがとう、ゆかり。」
ド----------ン!!!
花火の終わりを告げる大きな青い花火が夏の夜空に上がった。
私たちのぐちゃぐちゃした気持ちも綺麗さっぱり洗い流してくれそうな、力強くもどこか儚い青花火。
「やっぱり、今年のは最高ね。」
「…うん。そうだね。」
花火が消えても、しばらく二人で空を見上げていた。