トラックで輝く君を
蜜菜の健気さにまた涙。





かけてあげるべき言葉がまったく思いつかなかった。





いつか、

この子のことを抱きとめてくれる人が現れたらいい…



この子が本当に心を許せる人が現れたらいい…





と心から願った。





蜜菜は話してスッキリしたのか、はじめに会った時よりもいい顔をしていた。



よかった。

蜜菜の肩に乗っかったモノを、少しは和らげられて。





「今日はありがと!
智美…よいお年を。またね。」



「蜜菜もよいお年を。
…また遊ぼうね。いつでもメールしていいから。」





そう言って、蜜菜を送ったら、ニコっと笑ってかけていった。









ねえ、鈴木くん。

私は…鈴木くんなら蜜菜を支えてあげられる気がする。

鈴木くんのそばにいる蜜菜は、本当に笑っているから。





吉田くんには悪いけれど、私は蜜菜と鈴木くんがうまくいったらいいな…なんて、そう思った。





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