トラックで輝く君を

けど、みんなのために私だってがんばらなくちゃ!

智美をうちわであおぎながら、メニューに目を走らせる。もうすぐ中距離の子たちが戻ってくるから…新しい氷…



「お前も無理すんなよ。」

「冷た!」



頬っぺたに冷たさを感じたと思ったら、涼ちゃんがペットボトルの清涼飲料を当てていた。



「びっくりしたー!」



涼ちゃんは不意討ちが特技。



「ぼーっとしてるからだろ。」



してないもん!!!

って思ったところで涼ちゃんは笑って拓馬の隣に座った。



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