初めては高校生




優木が学校へ行ったのを



確信した。



せめてアパートから後姿を



見送ってあげようと玄関を開けて



アパートの2階からそーっと覗こうと



した瞬間……



「だっ、誰ですか?」



突然声が聞こえて、



ふと声がする方に視線を寄せると



そこには小さくて可愛い女の子が



制服にカバンを持って立ち尽くしていた。



もしかして…



「美雪ちゃん…?」



「えっ?何で私の名前を…」



やっぱりそうだ。



どう見ても小さくて可愛い



優木の言ってた美雪ちゃんだ…



この人も顔を合わせずらい…っ



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