[完]俺様と5年前の約束
「せっかく彼氏も兄貴も来てるのに凛トス上げただけだろ?それに・・・お前好きな人に頑張っている姿見てほしかったんだろ?・・・だからだよ!それに次は0点でおさえるんだろ?ならなおさら凛がサーブを打て!!」

「凛舜君に凛がすごいとこ見せてあげなよ!」

「5年ごしの凛のが叶う絶好のチャンスだよ!」

「舜君惚れ直すかもね♪♪」

「わかりました」

「よしやってこい!!」

みんながコートへ駆け出したから後から追いかけるような状態でコートへ行こうとしたら、怜斗さんに腕を引っ張られ耳元で

「今回だけはあきらめてやる!俺はいつでも凛のプレーを見ているからな!行ってこい!!」

そういってコートにおされた。

「凛顔赤いよ!!もしかして緊張してたりして!!!」

「・・・たぶんね・・・なんか舜に見られてるって思うと急にね!!でも大丈夫だから」

「大丈夫っていうならね~~!」

「早く終わらせて舜君に抱きしめられないとね!!にやにや」

もう絵梨ったら!!

よーし5年分の思いをこめてサーブを打った。


気がつけばもうマッチポイント

これで最後の一球!!

「凛!!!!!!!」

突然名前を呼ばれたから
呼ばれた方に振り返ると

「舜・・・・」

「凛ガンバレ!!!」

今泣けっていわれたら泣けますよ。

「ありがとう」


うんとうなずいて笑顔を向けてくれた。


もうやるっきゃないっしょ!!!


最後このボールに精神統一してサーブを打った。


試合終了-----------



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