[完]俺様と5年前の約束
「大丈夫かー!」
舜がギャラリーから駆け付けてくれたみたい。
「うん。大丈夫だよ!」
立とうと頑張ってみるも足に力が入らずすぐに倒れてしまった・・・・。
ギャラリーのみんなも心配してくれているみたいで、「大丈夫かな?」って聞こえてくる!
「ほらよ♪歩けねーんだから」
私をお姫様抱っこしいったんコートの外へ出た。
「そんなに重傷なの〜?こんなんじゃ試合も出来ないね♪」
「ご心配なく。試合は必ず出ます。監督少し時間を下さい。テーピングをするので!」
専属のトレーナーさんにテーピングをしてもらっているけど…かなり腫れていて骨が折れているんじゃないかと思っていたら
予想的中☆
トレーナーさんが…
「完全に折れているよ。ダメだっていっても試合にでるんだろう?「はい・・・」しっかり固定するから。無理なときは必ずやめること!そうじゃなきゃ、やらせないよ」
たしかに動ける足じゃないけどやられっぱなしも嫌だ。
ここは早く決着をつけて終わろう!!
「凜。頑張れよ☆俺が応援してるんだからな!やられたらやり返してこい!!
チュッ♪」
頬っぺたにキスしてきて満面の笑みで送りだしてくれた。
みんなが心配そうに見ているけど笑顔でまたコートに立った。
頑張らないと!