【完全版】HIDE&SEEK-心と心のかくれんぼ-

Moon-優しい光

「ばあちゃん?病状大丈夫?」



私はベットに横たわったままの祖母に話しかけた。



祖母が倒れたのは三日前。



祖母は持病の糖尿病をこじらせて入院した。



元気だった祖母の辛そうな顔を見るのは何故だか怖かった。



だけど、私にはどうしてやることができず、誰かに相談もしなかった。



「なぁ、お前のばあちゃんの見舞についていってもええ?」



にも関わらず、勇将先輩は私のばあちゃんのことを知っていた。



どうやら、お母さんと電話をしてるのを紅先輩に聞かれていたらしく、勇将先輩にもバレたみたいだ。
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