【完全版】HIDE&SEEK-心と心のかくれんぼ-
先輩に甘えることしか出来ない自分が、凄く不甲斐無く感じた。



「んじゃ、今日学校帰りに行きますから、」



「はいよ。ほな、また後でな。」



勇将先輩と私は部活へとそれぞれ別れた。



もし私と勇将先輩が立場が逆だったら、私はこんなに優しく出来るのかな?



全国大会前だし、三年生は課外に参加している人もいる。



勇将先輩だってその中の一人。



自分にも余裕がないのに、私のことも気遣ってくれる。



ホント、私にはもったいないくらいの人だ。
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