“涙空”㊦
『だって…』

私は言葉が詰まってしまう。

『無理なら…彩が言うよ…』

『彩…ううん!大丈夫』
彩は凄く優しいね。

『あのね!私…啓太にまだ未練があったの…でも和紀もいるしかなり悩んだ…その時に春奈と啓太が付き合う事になって…何か私…嫉妬してたんだ…』

私は春奈に正直に話した。

『…美佐…美佐が啓太をやめたって言ったから…付き合ったんだよ…美佐それなのに…変な態度とって…心配したんだよ…』

『ゴメンね…春奈…』

私と春奈は泣きながら謝り続けた。



『じゃあ!帰るね!』

話しているうちに空は暗くなり彩と春奈は帰っていった。
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