“涙空”㊦
『美佐?どしたん?』
彩が驚いた顔で私の顔を見る。
『あのね…岡谷くん…和紀別に岡谷くんの事を嫌ってるんじゃない…今…気元が悪い訳でもないの…ただ…和紀は…障害なんだ…最近さっきあった事が思い出せなくて病院行ったらちょっとした記憶障害なんだって…だから…和紀を責めないで』
私は和紀の顔を見て頷いた。
「ありがとう…美佐…」
和紀が笑顔で私に御礼を言ってくれている。
でも私と和紀以外は笑顔じゃなくて真顔状態だった。
『ねぇ…嘘はやめてよ…』
彩は声が震えていた。
「なぁ…嘘だよな…?」
岡谷くんも聞いてくる。
嘘?
私も嘘と思いたいよ。
でも本当だから。
『本当だよ…でも今まで通り和紀と友達でいてあげてよ!』
彩が驚いた顔で私の顔を見る。
『あのね…岡谷くん…和紀別に岡谷くんの事を嫌ってるんじゃない…今…気元が悪い訳でもないの…ただ…和紀は…障害なんだ…最近さっきあった事が思い出せなくて病院行ったらちょっとした記憶障害なんだって…だから…和紀を責めないで』
私は和紀の顔を見て頷いた。
「ありがとう…美佐…」
和紀が笑顔で私に御礼を言ってくれている。
でも私と和紀以外は笑顔じゃなくて真顔状態だった。
『ねぇ…嘘はやめてよ…』
彩は声が震えていた。
「なぁ…嘘だよな…?」
岡谷くんも聞いてくる。
嘘?
私も嘘と思いたいよ。
でも本当だから。
『本当だよ…でも今まで通り和紀と友達でいてあげてよ!』